広郷土史研究会より「黙霖生誕二百年記念志「黙霖を尋ねて」(2000円)が広郷土史研究会より発刊されました。
この本は、生誕二百年を機に集まった黙霖の足跡の情報を研究会のメンバーが尋ねたルポ風の著述、また直筆の書の紹介、および黙霖研究家として著名な知切光歳が戦時に書いて上演された黙霖を題材にした戯曲「一切黙霖」の復刻など黙霖ファンが楽しめる内容になっています。
購入のご相談は事務局 若本まで(090-6416-2732 またはメールで)
黙霖「ろう勤王僧 宇都宮黙森の生涯」という本が自費出版(一冊 1000円) されたので、紹介します。
この本は、黙霖と同じく呉市で生まれ、また失聴を体験し、現在呉ろうあ協会の会長として活躍されている松岡雅之会長が中心となってつくられたものです。
2022年年6月に広島で「全国ろうあ者大会」が開かれました。黙霖のことを、これを機に多くの人に知ってもらいたい、そんな思いでつくられました。
特筆すべきは、この本には3人の著者がいることです。前半は、松岡雅之さんが文章で、また、後半は、桐田孝美さん、内平清隆さんの2人の方がそれぞれ漫画という表現方法で、またそれぞれの視点で黙霖の生涯をまとめられている点です。
読んでみると、3人の方が、2年間をかけ、多くの文献を読み、研究者やゆかりの地を訪ね、熱心に取材されてつくられた本であることがわかります。
特に漫画という表現方法を用いたことで、小中学生にもとてもわかりやすい本になっています。黙霖のことを学ぶ入門書として最適です。
呉市では、同年、手話言語条例が策定されました。そのことへの理解を深める一助にもなる本です。(紹介文 :若本 正(元 広南中学校校長))
購入のご相談は事務局 若本まで(090-6416-2732 またはメールで)
または、呉ろうあ協会まで。呉ろうあ協会 メール kure.deaf@gmail.com